は宮古地方の名物です。
この地方では、自然の恵みに感謝し、その生命を愛しむかのように、徹底して美味しさを引き出そうとします。

寒風天日干し鮭
“いかに美味しく食べてもらうか。”

その想いが、新しい発想を湧き出させ、こだわりの絶妙な味が次々と生まれます。

もろん、それは手仕事にも活かされます。
まさに精魂が籠められ、そこに妥協はありません。
単に、上辺の調味料などで味をごまかすのではなく、製法そのものまで工夫を極める。
これがさんりく流です。

たとえば、松本幸枝さんの“鮭よろこんぶ”。

鮭の味をもっとも引き出すために、塩だけでなく宮古の昆布で漬け込む。
そのあと一本一本、水で丁寧に優しく洗って塩を落として、
何日もかけて天日で干す。

大変な時間と手間がかかります。

そんな丁寧な松本さんの仕事、そして宮古の素材・潮風寒風・太陽の日差しのある三陸の環境ならではの一品が出来上がるのです。

鮭も、昆布も絶妙に美味しく食してもらい、喜んでいる。
それが自然と商品の名となっています。

それは、アイヌ地方のクマに対する作法のごとき、自然の生命(いのち)に対する、この土地の作法といってよいかも知れません。